【体験談】大学で行われている英語の講義についてお話します
こんにちは!POC field英語学園の講師をしておりますKoseiです。
毎年夏休みや冬休みの時期はあっという間にやってきて年を重ねるごとに1年の体感が年々早くなっている気がしますね。
長期休暇では旅行や遊びの楽しみが待っている方もいれば、勉強に集中する方、変わらずお仕事に励む方など千差万別だと思います。
特に中高生の皆さんは勉強も遊びも頑張ってほしいところです。
さて、今回は大学の英語授業がどのような形式で実施されているのかについて書きたいと思います。
とは言っても数えきれないくらいの授業数、種類があるので、ぼくが大学1年生の時に受けた印象に残っている英語授業を紹介します!
(因みに僕の所属は「某国立大学の外国語学部」という所なので、他学部の英語授業とは異なる可能性もありますので参考程度にして頂ければと思います。)
★Listening
これは専らイギリスの国営放送であるBBCニュースを教材にしてリスニング力を鍛えるという授業でした。
リスニングのみならずドキュメンタリー番組を通して語彙や表現を増やしていくものでした。
またBBCに加えてアメリカやイギリスで放送されているCMや大統領演説、インタビュー音声などを使用することもありました。
特に毎回必ずshadowingをする時間があり、隣の人とお互いにちゃんと出来ているかチェックしなければなりませんでした。
中高では海外のニュースや音声をあまり聴くことはなかったので当時はとても新鮮でした。
★Reading
この授業はひたすら英文を読んでいくものですが、中高とは違い英文レベルがかなり上がりました。
本授業では「精読」と「速読」を週毎に交互に行うものでした。
特に精読の方ではThe New York Timesを読まされ、膨大な量の知らない単語に頭を抱えました。
※精読:意味が完ぺきに理解できるまでじっくりt読み込んでいきます
※速読:速く正確に読み解いていきます
政治や経済などのお堅い内容もあれば、「カフェインの効果」など少し興味深い科学の話もあり、楽しみながら力をつけることが出来ました。
★Writing
英作文ですが、「翻訳」に近かった授業です。
日本のある文庫本(エッセイ)の毎週指定された部分を予め英訳し、授業中にクラス全員で理想的な翻訳を目指して議論するというものでした。
特に日本文化に特有な内容や、微妙なニュアンスの表現などをどのように英語で再現するかについて議論が白熱することが多々ありました。
これに関しては大学受験の英作文に通じる所があると思います。
忠実に逐語訳するのか、意味をくみ取って上手く表現を改めるのか、難易度の高い作業だと思います。
★Presentation
ネイティブの先生によって行われる授業で、予めPowerPointなどでスライドを用意し、プレゼンテーションを行うというものでした。
中高では英語でのプレゼンはおろか、日本語でも殆ど経験がなかったため、大学の授業で最も新鮮な授業の1つでした。
自分でトピックを考え、それについて分析し、スライドを作成する。
そしてそれを英語で皆の前で発表するので最初は中々難しいと思います。
当時はTEDTalksを見てみたり、友達と一緒に練習して効果的な伝え方や話し方を研究したりという思い出があります。
★Discussion
こちらもネイティブの先生による授業で、ディスカッションやディベートをするものでした。
毎週英文記事が配られ、グループに分かれてそれについて自分の意見を共有したり、時にはディベートをする時間が設けられたりという感じでした。
内容は様々で、海外の銃規制に関するものもあれば、イギリスのEU脱退、そして日本の英語教育に関するテーマもありました。
個人的にはネイティブの先生の授業ではディスカッションやプレゼンなど英語を発話するものが多いと思います。かなり実践的な授業のため、発話の練習にはとても効果的です。
まとめ
以上が僕が1年生の時に受けた授業です。
中高の授業との差の大きさに驚きましたが、その反面とても面白いと感じました。
中高生の皆さんの参考になれば幸いです。
恐らく他学部ではもう少し授業数は少なく、内容も違うものになると思います。
ただ大学には留学生の方も沢山いると思うので、是非授業外でも積極的に英語を使って欲しいと思います。
せっかく学んだ外国語をより実践的に使用していきましょう!
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