TOEICを独学で制する!目標スコア達成に役立つおすすめの教材3選

TOEICを独学で制する!目標スコア達成に役立つおすすめの教材3選

ビジネスや資格などでよく耳にする「TOEIC(トイック)」は、「Test Of English for International Communication」の略語で、国際コミュニケーションのための英語力テストです。

英検が日本国内でのみ通用する資格なのに対し、TOEICは世界基準で使える英語能力レベルを提示できる資格です。

英検のように「〇級」という合否制のものではなく、TOEICはスコア(点数)で英語能力をはかるタイプのテストです。

従って、TOEICを資格として申告する際にはスコアを提示します。

TOEICのスコアと英語力

TOEICのスコアは990点が満点です。

100点ごとの英語力の目安はざっくりと下記の通りです。

300点(英検5級レベル)英語初心者
400点(英検4級レベル)基礎的な英語能力保有者・中学生レベル
500点(英検3級レベル)日常会話などは問題無くできる・高校生レベル
600点(英検準2級レベル)資格として履歴書に書けるレベルはこのあたりから
700点(英検2級レベル)730点程度以上になれば海外出張に対応できる
800点(英検準1級レベル)860点程度以上になれば英語ペラペラレベル
900点(英検1級レベル)ネイティブに限りなく近いレベル

TOEICでハイスコアを取ると就職や転職で有利になる

国内だとTOEICで600点以上を取れると就職や転職に有利になります。

履歴書に書くことでアピールポイントにもなりますし、英語の試験を課す仕事の場合はスコア提示で試験が免除になることもあります。

TOEICハイスコアが必須の仕事

英語を使う仕事ではTOEICのハイスコア(800点前後以上)が必須となります。
通訳、英語講師・教師、ホテルスタッフ、社内の会話が全て英語の外資系企業、などです。

公務員試験への加点

TOEICでハイスコアを取ると、公務員試験の際の加点になることがあります。

例えば国家公務員試験では、600点以上で15点、750点以上で25点が追加されます。

また、自治体によってはTOEICの最低スコアを条件として設けているところもあります。

職種別に見る理想のTOEICスコア

職種別に、TOEICの理想スコアを見てみましょう。

職種 スコア
人事・総務・事務など 600点以上
経理・財務など 650点以上
営業 700点以上
SE・エンジニア 700点以上
企画・経営 700点以上
コンサルタント 750点以上

職種別に見ると、内勤の事務職などは比較的低めの600点程度あれば十分ですが、コンサルや営業などは700点以上が求められるようです。

どちらかというと、職種よりも業種(外資系か、海外との取引や協業があるか)によってTOEICで求められる点数が変わってきます。

仕事で英語を使う機会が多ければ、それだけハイスコアを求められると思うのが良いでしょう。

独学でハイスコアを目指すために意識したい勉強法

自力でTOEICのための勉強をしてハイスコアを目指すためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

ただ闇雲に参考書を読んだり練習問題を解いたりするだけでは足りません。

独学だからこそ意識したい勉強法として下記の3つのポイントを抑えておきましょう。

スピード感を身に付ける

TOEICを実際に受験した人の感想として多く聞かれるのが「時間が足りなかった」というものです。

特にリーディングセクションは時間に追われて問題を最後まで見ることすらできないという人も少なくありません。

そのため、スピード感を身に付けることが大切です。

分からない問題で立ち止まることなく、切り捨てる問題は潔く切り捨て、どんどん先へ進んでいく訓練が必須となります。

リハーサルをしっかりおこなう

独学は、スクールとは異なり自分のペースで学習ができます。
自宅でリラックスした状態で学習できるため緊張感とは無縁の精神状態で問題を解けます。

しかし、実際の試験は会場のピリついた空気感の中、制限時間内で解ききらなければなりません。

そのため、独学であってもしっかりと「リハーサル」をおこないましょう。

できれば自宅ではなく、図書館の一室や、小さなワーキングスペースを借りて、きちんと時間を計って自分で模擬試験を実施するのがおすすめです。

TOEICに特化した参考書を使う

書店には英語学習の参考書が沢山並んでいますが、TOEICを受けるならば当然TOEICに特化した参考書を使うべきです。

TOEICは「ビジネス英語」に重きを置いた試験なので、ビジネスシーンで使われる語句や表現が多く登場します。

目的にもよりますが、いきなりTOEIC用の参考書だとハードルが高いから、まずは「大人でもできる中学英語の総復習」や「初心者向けの英会話」などから始めようかな、と思っている方は、今すぐ止めて、TOEIC用の参考書を選んでください。

おすすめのTOEIC独学教材3選

独学でTOEICの準備をするにあたり、おすすめしたい教材が3つあります。

それぞれ特徴がありますので、自分にあったものを選んだり、組み合わせたりして活用してください。

その1.語彙力を身に付けるならコレ!

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

単語、イディオムなどがフレーズの中に組み込まれた形で掲載されていて、使い方も併せて身に付けられるのが特徴です。

覚えるべき語句の頭文字だけが書かれていて、自分で答えを考えてチェックしていける「暗記に特化した」作りとなっていて効率的に学習できます。

目標スコア別にセクションが別れており、600点、730点、860点、990点、と目指す点数に合わせて覚える範囲を選択できるのも便利です。

この一冊だけで長く使えるのが嬉しいところで、バイブルのようにずっと手元に置いておきたい超おすすめ教材です。

その2.文法マスターになるためにはコレ!

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 単行本

独学でありながら、まるで講義を受けているかのように使える教材です。

分かりやすく丁寧な解説で英文法をスムーズに理解できます。

基礎的なレベル(500点台レベル)から、ハイスコアを目指す上級レベル(990点)まで、幅広い目標に対応しているため、これも長く使い続けられます。

問題を解いて、すぐに答えをチェックして、間違えたものや理解が足りないものは解説を読むことで理解できる、という無駄の無い流れで学習できます。

その3.満点を目指すハイレベルな方にはコレ!

TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応

ハイスコアを目指したい人向けのおすすめ教材です。
CDつきでリスニングにも対応しています。

間違えやすい問題や、ミスを誘う問題、マニアックなビジネス用語など、TOEICの「重箱の隅をつつくような」問題がギッシリ詰まっているため、上級者にとっても難度が高めです。

900点以上の実力を持っており、更にスコアを伸ばしたいという方におすすめです。

番外編:英語で英語を理解するための参考書

English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook

番外編として、英語で書かれた参考書もご紹介します。

英語レベルが高い方は「英語で英語の学習をする」方法で効率よく英語脳を育てられます。

こちらの教材は、英語で英文法の説明を読めるため、よりネイティブに近い感覚で英語を理解できます。

まとめ

TOEICについて、そして独学でTOEICの準備をする方におすすめする3つの教材をご紹介しましたが、この3つ以外にも数多くの教材、参考書が出回っています。

レベルによっても、性格や得手不得手、日頃の忙しさ、どこでどのように勉強するか(自宅なのか電車の中なのか、など)によっても、最適な教材は変わります。

ただ、ひとつ大切なことは、色々な教材を中途半端に使うのではなく「コレ」と決めたものをボロボロになるまで何度も使い込むことです。

そういう意味でも、目標スコアが変わっても使い続けられる教材はおすすめです。

是非利用してみてください。

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