こんにちは。
最近は過ごしやすい季節になってきましたね!
勉強にはもってこいの季節です♪
新学年になった方は気持ちを入れ替えて一緒に英語学習をがんばりましょう!
さて、外国語を勉強する際に、学習者に立ちはだかる壁はいくつもありますが、今回は「数え方」に注目したいと思います。
日本語だと何が数えられて何が数えられないか、なんて気にせずに生活できますよね。
(数える際の単位はものすごく多くて複雑なのですが…。)
中学校の授業で、英語は数えられる名詞である、可算名詞(countable noun)と数えられない名詞である不可算名詞(uncountable noun)に分けられると習ったと思います。
水(water)や空気(air)などは不可算名詞であると容易に理解できるのですが、チョーク(chalk)や家具(furniture)、ニュース(news)が同じく不可算名詞であると教えられたとき、若干の違和感を覚えたことでしょう。
中には可算名詞としても不可算名詞としても両方使えてしまうという極めてややこしい名詞も存在します。
しかし物事はややこしいだけに、理解できた時に面白みも出てくるものです。
実際に難しい小説を読んでいるときに、この名詞は可算名詞ではなく不可算名詞で使用されているから、こういう意味になる!という風に、読解の糸口になることもあるのです。
There is a hair in my soup.
どちらもhair(髪の毛)という名詞を使っていますが、それぞれ順にcountable、uncountableで用いられています。
どのような意味の差異が生じるのでしょうか?
髪の毛はふさふさとあるときは不可算名詞で使いますが、数えることのできるような1,2本のときには可算名詞で用います。
つまり、1つ目の英文は、「彼女の髪はとても長い。」ということになり、
2つ目の英文では、「私のスープの中に1本髪の毛が入っている。」ということになります。
可算、不可算名詞からは少々ずれますが、hairと同じ特徴をもつものに、tear(涙)があります。
tearというのは通例は複数形で使われることが多いのですが、
A tear ran down his cheek as he tried to sleep.
となったときは異なるのでしょうか。
私たちが泣くときは何粒かと数えられないほどの沢山の涙を流すため、”tears”として複数形で使われることが多いです。
しかし、ただ一粒の涙が頬を伝わって落ちると表したいときに、2つ目の形を用います。
「眠ろうとしていると、一粒の涙が彼の頬を伝わって落ちた。」ということになり、決してベッドの中でぼろぼろと涙をこぼすように泣いているのではない、ということが分かりますね。
ただ単に、この名詞は不可算であの名詞は可算だ、と機械的に覚えるのもいいですが言葉の本質、内奥にある面白さを汲み取りながら勉強するのも楽しみがあると思います。
COMMENTS
コメントはまだありません。