英語で丁寧に頼むときの話し方|英語学習レッスン002
仕事をしていると、進めているプロジェクトについて上司にアドバイスをしてほしいとか、パソコンの設定で同僚に助けてほしいなど、さまざまな頼み事がでてくるかと思います。
困った時こそ他者とのコミュニケーションが重要になってきますが、英語表現がわからなくて問題が解決できない、という事態は避けたいところです。
仕事場の同僚、上司へ丁寧にお願いする時の適切な頼み方を確認し、状況や相手との関係性に合わせて様々に表現できるようにしておきましょう。
今日は英語で丁寧に頼むときの頼み方について、いくつか丁寧な表現をご案内します。
是非自分の言葉にしてみてください!
Would it be possible to ~?
Would it be possible to ~?は「~していただくことは可能でしょうか?」という意味です。
wouldはwillの過去形と習うかと思いますが、丁寧な言い回しをするときや不確定な事柄について話すときに用いられることの方が多い助動詞です。
また、possibleには「可能性がある、起こり得る、あり得る」という意味があります。
講師とメールやLINEでやり取りする時にもよく使われています。
「私の報告書を見直していただくことは可能でしょうか?」
Would it be possible to change the time of our meeting?
「私たちの会議の時間を変更していただくことは可能でしょうか?」
Would it be possible to reschedule the interview?
「面接の予定を変更していただくことは可能でしょうか?」
Would it be possible to change venues?
「会場を変更していただくことは可能でしょうか?」
→Would it be possible to ~?は「~していただくことは可能でしょうか?」を意味しますが、「…に~していただくことは可能でしょうか?」というようにだれがその動作をするのかを表したいときにはpossibleのあとにfor …を入れます。
「あなたにこちらの書類を評価していただくことは可能でしょうか?」
I was wondering if ~?
I was wondering if ~?は「~してもらえないでしょうか?」という意味です。
動詞のwonderには「不思議に思う」をいう意味があります。
そのため、I was wondering if ~?は直訳では「~かどうかと(私は不思議に)思っていました」という意味になり、間接的に「~してもらえないでしょうか?」と何か頼み事や依頼をしているニュアンスになります。
「あとで電話してもらえないでしょうか?」
I was wondering if you could translate this e-mail into Japanese?
「このメールを日本語に翻訳してもらえないでしょうか?」
I was wondering if you could submit your report by 5:00 p.m. this evening.
「今日の5時までに報告書を提出してもらえないでしょうか?」
I was wondering if you could copy these documents.
「これらの書類をコピーしてもらいないでしょうか?」
Do you mind ~?
Do you mind ~?は「~してもらえないですか?」という意味です。
動詞のmindには「~を嫌だと思う、~が気に障る」をいう意味があります。
そのため、Do you mind ~?は直訳では「~を嫌だと思いますか?」という意味になり、リクエストによって気分を害さないかを尋ねていることになります。
mindのあとの動詞の形はing形となることに注意しましょう。
また、Do you mind ~?と聞かれた場合に肯定の返事をする場合は、No, I don’t mind.(気にしないよ)やOf course not.(もちろん構わないよ)のように否定語を使うので、あわせて覚えておきましょう。
「彼に会社案内をしてもらえないですか?」
Do mind explaining how to log in?
「ログインの仕方を説明してもらえないですか?」
Do you mind explaining what this means?
「ここの意味を説明してもらえないですか?」
Do you mind working over time?
「残業してもらえないですか?」
自分が聞かれた時の回答の仕方
承諾する時の答え方
上司や同僚に「~してくれない?」と依頼されたとき、対応できるようであれば、「もちろん」「問題ないよ」と気持ち良く回答したいですよね。
そこで、快諾の意を表す英語表現を確認しておきましょう。
「かしこまりました」
→certainlyは「確かに」や「必ず」を意味します。
of courseをより丁寧にしたニュアンスで使うことができます。
By all means.
「是非」
→of courseをより丁寧にした響きがあり、とても親切で礼儀正しい言い方です。
Sure.
「もちろん」
→sureは同意・賛成の意向を表現できる基礎的で一般的な単語です。
Of course.
「もちろん」
→of course には「当然だ」というような積極的で強めのニュアンスがああるため、目上の人に使うには注意が必要です。
No problem.
「問題ないよ」
→no problemは読んで字のごとく、「何も問題がない」ということを表します。
「もちろんいいよ」「喜んで引き受けるよ」という意思表示ができるカジュアルな表現です。
I’d be glad to.
「喜んで」
→I’d be glad to は相手のお願いに対して喜んでしますよ!という意思表示です。
「to」の後ろはすでに相手からお願いされた言葉が省略されています。(I’d be glad to help you.等)
お断りをする時の答え方
依頼されたけど、対応できない場合はお断りすることもありますね。
そんな時にはこちらの表現でお答えしましょう。
「すみません」
→これは日本語でもお断りする時によく使う言葉「すみません」と同じように使いますね。
I’m a bit busy right now.
「今少し忙しいです。」
→仕事の途中や、今すぐ手が離せない時に使います。
Now is a but inconvenient.
「今は都合が悪いです。」
→時間的な意味でNow is bad time.の丁寧な言い方です。
今は別のことで忙しいので、頼まれたことをする時間がない時に使います。
まとめ
今回紹介した依頼表現はどれも、ビジネスシーンで頻繁に使われる表現です。
状況に合わせて色んな使いまわしができるのでぜひ自分の言葉にしてみてください。
長い言い回しになってしまうので慣れるまでが少し大変ですが、慣れてしまうと非常に便利なので、まずは何度も声に出してリピートして習得していきましょう。
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