beforeとagoの違いについて例文を交えて解説
英語には似ている意味の単語が多くある!
英語には日本語訳すると全く同じ訳や同じ意味で訳せても、使い方やニュアンスが違うものが多く存在します。
今回の記事のbeforeとago、そして別の記事でご紹介するinとlaterは時制を軸に考えていくと、とても分かりやすいと言われています。
inとlaterの記事はこちらから
時制とは、過去、現在、未来の3つの時間軸を指します。
どこを起点にして前なのか、後なのかをしっかり確認して使い分けをしていく必要があるのです。
高校入試ではそこまで問われないかもしれませんが、大学入試では細かいニュアンスの違いなど、文法的な理解が問われる場合が多くあります。
どういう形の例文があるのか、よく違いを見極めていきましょう!
beforeとagoの意味と使い方の違いとは?
「~前」という意味は、beforeもagoも一緒です。
それでは、この2つにはどのような使い方の違いがあるのでしょうか?
時制を考えながら、違いを知り、使い分けをしていきましょう。
beforeの使い方
まず、beforeと言うと、「前に、以前に」という意味が一般的ですよね?
時間的に何かの前であれば、どんな場合にも使えるのがbeforeです。
時制的に前、動作や行為の前、何か事柄が起こる前・・・。
時間軸の幅が広いのがbeforeと覚えておけば間違いありません。
例えば
という文章を見てください。
これだけ見てもどの時制かは分かりませんが、どこかの10年前であればbeforeが有効になります。
他にも
のように何か事柄が起こる前、この場合なら数学の授業の前には英語の授業があるということを表しています。
agoの使い方
次に、agoの使い方ですが、こちらも「~前」と訳します。
時制で考えると、現時点(現在)から時間を遡った過去のある一点を指します。
例えば
という文章があるとします。
現時点(現在)から2年間過去に遡った時点で「大阪に住む」という状態だったことを指します。
2つの語のうち、beforeは時制に関わらず、その時点から前であれば使うことができ、agoは現時点を起点として、そこから過去に具体的な数値の分を遡るイメージです。
例文で覚えておき、2者を使い分けましょう。
ちなみに
のように「○○年前」というきちんとした数でなくても使えるので便利です。
単独でも使えるbeforeと違いagoは単独では使えないので、必ず前に時間を表す語句を置いてください。
英語は日本語と異なり、同じ意味の語でもニュアンスと使い方の違いがあります。
英語圏に住んでいないと、なかなか分かりにくいニュアンスもありますので例文で意味や使い方をしっかり覚えて、ニュアンスや使い方の違いを明確にしていきましょう。
LEAVE A REPLY